職業臭

去年の大晦日、ふと思ったこと。

そういえば、同業者と一緒に年明けを迎えたことがないな。

というわけで、三上延さんを誘って飲みに行きました。

(フラグがいっぱい! 『モーフィアスの教室』、電撃文庫より絶賛はつばいちゅう!)

下町っぽい飲み屋に行き、運良く最上階のこたつ部屋をゲットできました。

小さなテレビで紅白なんぞ見つつ、二人で飲んでいると……

相席のお客さんが入ってきました。

私たちと同じく、男二人組。ただし、若い。

いきなりの対面ですが、そこは飲むとこなので、

「ああ、どもども」

くらいな感じで、次の瞬間には
知り合いかって勢いで話しだすわけです。

で、テキトーな世間話をしたあと、お互いが
なんの仕事をしてるかの話になりました。

相手の方が、開口一番、


「出版かマスコミの関係の方ですか?」


一発で当てられました。


びっくりしました。

誓って言いますが、それっぽい話なんか
ひとつもしてません。

どんな女の子とつきあってたとか、そんな
飲み屋トークのみです。

私  「なんでわかったんですか?」
相手「縛られてない感じがする」

自由業。

ああ、そうか──と思いました。

その人が何の仕事をしているかは、外見に
現れてきます。

たとえば、野球選手とサッカー選手の雰囲気が違うように。

職業臭。

私も三上さんも、この仕事を始めてからそこそこ経っています。

いつのまに、そういうものがはっきりにじむようになってたんだなぁ……。

ちょっと感慨でした。

一方、相手の方はまだ社会人一年生で……まだ
学生の面持ちを残している感じでした。

彼らもこれから仕事を続けて、その職業の顔になっていくのでしょう。

大人の階段ですね。

私は仕事柄、学生時代の目線を忘れないよう心がけていますが、
でもそれは、子どものままいたい、ということではありません。

大人というのもなかなかいい、と最近は思います。
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プロフィール

七月 隆文

  • Author:七月 隆文


  • もの書き

    『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
    『ケーキ王子の名推理』
    『天使は奇跡を希う』

    など。
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