宮川泰さんの思い出

「恋のバカンス」など作曲宮川泰さん急死

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060322-9986.html


私の通っていた中学校に、来られたことがあります。

校長が知り合いだという縁で、ジャズのコンサートに
来てくださったのです。

事前に「来るぞ」というプリントが配られたりして、
学校的に気合いが入ってました。

私も『ヤマト』の作曲家が来る、ということで──
当時のことはかなり鮮明に憶えています。

当日、全校生徒が集まった体育館で、宮川さんとバンドによる
コンサートが開かれました。

「恋のバカンス」や「ヤマト」も演奏してくださいましたが、
それよりもむしろ、
ステージ背景として使われた大きな絵──ホリゾントを
宮川さんが「わざわざ用意してくださって」と謝意を示されたことに対し、おそらく全員が、


(文化祭の使い回しなんです……)


と、気まずくなったこととか、

「ジャズでは、よい演奏のときには観客はその場で拍手するんです」
というレクチャーに従って、盛り上がったプレイ中みんなで拍手したとき、ピアノを弾きつつ立ち上がった宮川さんの──こちらを向いた溌剌とした笑顔が、とても印象深く残っています。

それからは毎年、紅白の最後で「蛍の光」を指揮するお姿を見るたび、

「ああ、宮川さんだー」

お元気そうだなぁ。と、その日のことを思い出していました。


心より、ご冥福をお祈りいたします。
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プロフィール

七月 隆文

  • Author:七月 隆文


  • もの書き

    『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
    『ケーキ王子の名推理』
    『天使は奇跡を希う』

    など。
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